■
ようやく学校再開
やっと長い休業期間が開け、全国で学校が再開されてきている。
まだまだとのんびり過ごしていて、登校が間近に迫り慌てて残っている課題をしている子どももいることだろう。
久しぶりの学校で楽しみにしている子どもたちも多いだろう。
保護者もようやく学校に行ってくれる安心感を持たれていることだろう。
しかしこれからが大変だ。学校現場は戦々恐々としている。
今までこれほど長く休んだことのない子どもたちにとって、体のリズムが戻るのに時間がかかるかもしれない。
まあ、それでも子どもは順応性が高いので、きっとそのうち取り戻していくだろう。
ー日本の課題ー
今回の事態で日本の教育が世界に比べてどれほど遅れているのか、ということが示された。
私立ではオンライン授業が進められていたが、公立の小中学校でオンラインが導入されたのはほとんどないだろう。
9月入学の論議の前に、タブレット端末を1人1台配布してオンライン授業ができるような環境作りを早急にするべきはなかったか.…
公立の学校現場でのI T化は惨憺たるものである。
昨年度に行われたプログラミングの研修では、スクラッチを初めて触る職員が多数で、ほとんどまともな操作すらできていない。今年度から学習指導要領が変わるというのに…
子ども達の方が、もっとできる。
しかし教員は日々業務に追われ、そんな悠長にプログラミングやIT技術を覚えている暇などない。
今回の長期休業で、ようやく試行錯誤をしながら操作してみたくらいである。
なぜなのだろう…
日本人の物が言えない社会だからではないか…と私を含めて思うこの頃である。
新しい提案をする。自分の意見を主張する。
→周りから疎まれる。責任が自分にくる。
→ともかく穏便に日々を過ごして、お給料をいただいて自分の家族がなんとか生活できたらそれでよし。
まあ、そんな風潮がなくもないのかな…
発言権のない私(現在講師)には、ここでしか発信できませんが、色々と思うことを書いてしまいました。
学校現場をフォローすると、実際に今色々な家庭環境や子ども達の実態があり、純粋に学習を教えるだけでなく、生徒指導の方でかなりの労力を費やされています。
教師は生活指導、事務仕事、部活、生徒指導(子どもの様々なトラブル)カウンセラー的に話を聞く等、教材研究に時間を割く暇さえないのが現実なのです。
働き方改革という名のもと、単に早く帰らせるだけで、家に持ち帰って皆仕事をしています。
もっと教員の数を増やし、少人数学級にし、小学校は教科担任にし、事務業務を減らし、行事を精選する。やることは山積みである。
そんな現状の中、IT化をどのように進めていけるのだろうか。。
日本の教育に政府はもっと本腰を入れて欲しいです。
みなさんはどう思われますでしょうか。